おはようございます!
今日は、【3031】ラクーンホールディングスを紹介します!
ラクーンホールディングスと聞いて、
「ラクーン……アライグマ?」
と思った人もいるかもしれません(笑)
しかし、実際にやっていることはかなり真面目。
企業同士をつなぐBtoBのECサービス「スーパーデリバリー」や、企業間の後払い決済「Paid」、売掛保証サービス「URIHO」などを展開しています。
簡単にいうと、
「会社と会社の取引を便利にしてくれる会社」です。
しかも最近は業績も好調(^^)
今回はラクーンホールディングスの業績、成長戦略、株主優待、配当について詳しく見ていきます!
ラクーンホールディングスとは?
ラクーンホールディングスは、企業間取引を便利にするITサービスを展開している会社です。
主な事業は大きく2つ。
EC事業とフィナンシャル事業です。
EC事業では、メーカーと小売店などをつなぐBtoB卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」を展開。
さらに、海外向けの「SD export」なども手掛けています。
フィナンシャル事業では、企業間後払い決済の「Paid」や、売掛保証サービス「URIHO」を提供しています。
つまり、
「商品を仕入れたい会社」
「商品を売りたいメーカー」
「後払いで取引したい会社」
「取引先の未払いが心配な会社」
などをITと金融サービスでサポートしているわけです。
企業間取引の面倒な部分をまとめてラクにする。
まさに「ラクーン」という名前に負けない会社です(笑)。
業績はどうなの?
まず2026年4月期の業績を見てみましょう。
| 項目 | 2025年4月期 | 2026年4月期 |
|---|---|---|
| 売上高 | 約61.0億円 | 約65.7億円 |
| 営業利益 | 約12.5億円 | 約13.2億円 |
| 経常利益 | 約14.0億円 | 約12.4億円 |
| 純利益 | 約8.4億円 | 約8.0億円 |
売上高は前年比7.8%増。
営業利益も5.3%増となり、しっかり増収増益となりました。
一方、経常利益と純利益は減少しています。
それでも売上高・営業利益は過去数年で見ると成長傾向にあり、事業そのものは拡大しています。
2027年4月期は「まさかの減益予想」
ここだけ見ると少し気になります。
2027年4月期の会社予想は、
| 項目 | 2027年4月期予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 75.0億円 | +14.0% |
| 営業利益 | 6.0億円 | -54.6% |
| 経常利益 | 5.5億円 | -55.6% |
| 純利益 | 3.0億円 | -62.7% |
売上高は14%増を目指しているのに、営業利益は半分以下。
「おいおい、大丈夫か?」
と思ってしまいます。
ただし、これは事業が急激に悪化したというより、会社が将来の成長に向けた先行投資を積極的に行うためです。
広告宣伝などへの投資を増やし、顧客獲得を加速させる方針。
会社自身も2027年4月期を「中長期の成長を確かなものにするための先行投資の期間」と位置付けています。
つまり、
今は利益を取りに行くより、
「お金を使ってお客さんを増やす!」
という段階です。
2027年4月期1Qは好スタート!
そして、ここは安心材料です。
2027年4月期第1四半期は、
| 項目 | 1Q実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 17.76億円 | +13.9% |
| 営業利益 | 3.03億円 | +11.9% |
| 経常利益 | 2.96億円 | +12.1% |
| 純利益 | 2.26億円 | +31.4% |
と増収増益。
売上高は17.76億円、営業利益は3.03億円となりました。
営業利益は通期予想6億円に対して約50%を1Qで確保しています。
ただし、今後は広告宣伝などの成長投資をさらに増やす予定なので、単純に「通期予想を大幅に上回りそう」と考えるのは早いところ。
むしろ、
先行投資をしながらも1Qで増益を確保できた
という点に注目したいところです。
ラクーンホールディングスの成長戦略は?
今後の成長戦略として会社が掲げているのが、
① 営業・マーケティングの強化
② M&A・アライアンスの活用
③ グループ顧客化によるLTV向上
です。
ラクーンには「スーパーデリバリー」「Paid」「URIHO」など複数のサービスがあります。
例えば、
スーパーデリバリーを利用している企業
↓
Paidも利用してもらう
↓
URIHOも利用してもらう
というように、1社のお客さんに複数サービスを利用してもらえば、1社あたりの収益を高めることができます。
これはラクーンHDならではの面白い戦略です。
また、スーパーデリバリーの国内GMVは2026年4月期に前年比14.0%増と二桁成長。
EC事業そのものも成長しています。
株主優待はデジタルギフト!
ラクーンホールディングスの株主優待は、2026年4月末基準から「デジタルギフト」に変更されています。
ただし、
100株ではもらえません。
ここは要注意です。
| 保有株数 | 継続保有期間 | デジタルギフト |
|---|---|---|
| 500株以上1,000株未満 | 1年以上 | 7,500円分 |
| 1,000株以上 | 1年以上 | 15,000円分 |
しかも権利確定は4月末と10月末の年2回。
つまり1年間継続して条件を満たせば、
500株:年間15,000円分
1,000株:年間30,000円分
のデジタルギフトを受け取れる計算です。
さらにデジタルギフトなので、使い道の選択肢が広いのも魅力。
ただし、優待をもらうには1年以上の継続保有が必要です。
「500株買った!来月優待!」
とはならないので注意しましょう。
配当はどうなの?
ラクーンHDは配当にも力を入れています。
| 決算期 | 年間配当 |
|---|---|
| 2023年4月期 | 18円 |
| 2024年4月期 | 14円 |
| 2025年4月期 | 22円 |
| 2026年4月期 | 27円 |
| 2027年4月期予想 | 22円 |
2026年4月期は27円でしたが、2027年4月期は22円を会社予想としています。
ただし、ここも単純な「減配」とは少し違います。
2026年4月期から2029年4月期までの期間限定方針として、年間配当は1株22円を下限とする累進配当を導入。
さらに利益が一定水準を超えた場合には、配当性向を段階的に引き上げる「利益連動型加算配当」も導入しています。
2026年10月2日終値703円を基準にすると、年間22円の配当で配当利回りは約3.1%。
優待だけでなく、配当もしっかり狙える銘柄です。
500株保有すると優待+配当はどうなる?
2026年10月2日終値703円で計算してみます。
500株なら投資額は約35.2万円。
年間配当は、
22円 × 500株 = 11,000円
となります。
さらに優待は年間15,000円分。
単純計算では、
配当11,000円+優待15,000円=年間26,000円相当
となります。
投資額約35.2万円に対して約7.4%相当。
もちろん優待は1年以上の継続保有が条件で、株価変動もあります。
それでも、
「配当3%前後+デジタルギフト」
という組み合わせは、長期保有を考える人にはなかなか魅力的です。
評価ポイントや懸念点は?
良いポイント
① BtoBのEC・決済・保証という成長性のある事業を展開している
② 2027年4月期1Qは売上・営業利益ともに2桁成長
③ スーパーデリバリーの国内GMVが二桁成長している
④ 配当利回りが約3%で累進配当方針もある
⑤ 500株以上の長期保有で年15,000円分のデジタルギフトがもらえる
懸念点
① 2027年4月期は先行投資により営業利益が大幅減益予想
② 株主優待は500株以上かつ1年以上の継続保有が必要
③ EC・フィナンシャル事業への競争激化
④ 広告宣伝費などの成長投資が期待通りの成果につながらない可能性
⑤ 金融事業では取引先の倒産・未回収などのリスクがある
まとめ
ラクーンホールディングスは、スーパーデリバリーやPaid、URIHOなど、企業間取引を便利にするサービスを展開しています。
個人的には「何を売っている会社なのか分かりにくいけど、実は結構面白い」というタイプの銘柄です(笑)。
株主優待は500株以上の長期保有が条件ですが、年間15,000円分のデジタルギフト。
さらに年間配当22円なので、500株なら年間26,000円相当を狙えます。
「100株優待じゃないのか……」
と最初は思いますが、長期保有するならなかなか面白い。
今は利益を削って成長投資を行っているラクーンHD。
この先、投資したお金が「ラクーンだけに、ちゃんと実を結ぶのか?」。
ここは株主としてじっくり見守りたいところです(^。^)


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