おはようございます!
今日は、【2884】ヨシムラ・フード・ホールディングスを紹介します!
この会社、自分たちで一つの商品を作って全国に売るというよりも、全国各地の食品会社をM&Aでグループに加えていく「食品会社のまとめ役」のような存在なんです。
シウマイ、冷凍食品、乾麺、酒、海産物、栗、だし、食品卸など、グループ企業の商品はとにかく多彩(^^)v
「食品会社を買って、どうするの?」
と思いますよね☺︎
ヨシムラ・フードHDは、買収した会社に対して販路拡大、生産効率改善、商品開発、品質管理、経営管理、海外展開などを支援。
一社では難しいことも、グループ全体で力を合わせて成長させていくという独特のビジネスモデルです。
「食品会社を集めて、どこまで大きくできるのか?」
そんなヨシムラ・フード・ホールディングスの株主優待、業績、M&A戦略、今後の成長をチェックしてみます(^○^)
ヨシムラ・フード・ホールディングスとは?
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、東京都千代田区に本社を置く食品関連企業です。
2008年設立で、食品関連会社の株式を保有する持株会社として事業を展開しています。
ただし、この会社の面白いところは「ヨシムラ・フード」という一つの商品を売っているわけではないこと。
後継者不足などの問題を抱える食品関連の中小企業をM&Aでグループ化し、その会社が持っている商品や技術を活かしながら成長を支援しています。
グループには、シウマイで知られる楽陽食品、食品卸のヨシムラ・フード、海産物を扱うマルキチやワイエスフーズなど、さまざまな会社があります。
さらに、乾麺、冷凍食品、酒類、栗、だし、海産物など、取り扱う食品ジャンルもかなり豊富。
「食品会社の百貨店みたいな会社」
と言ってもいいかもしれませんね(^^)
株主優待
ヨシムラ・フード・ホールディングスの株主優待は、自社グループ製品です。
ただし、2025年2月末から「1年以上の継続保有」が条件となっています。
権利確定日は2月末・5月末・8月末・11月末ですが、保有株数によって実際の優待回数が変わります。
| 保有株数 | 優待内容 | 回数 |
|---|---|---|
| 300~499株 | 2,500円相当の グループ製品 |
年1回 |
| 500~2,499株 | 4,000円相当の グループ製品 |
年1回 |
| 2,500~9,999株 | 10,000円相当の ホタテ・いくらなど |
年2回 |
| 10,000~49,999株 | 40,000円相当の プレミアム北海道セット |
年2回 |
| 50,000株以上 | 40,000円相当の プレミアム北海道セット |
年4回 |
300株から優待対象になるので、100株ではもらえない点には注意が必要です。
そして何より、優待の中身が「自社グループ製品」。
食品会社をたくさん傘下に持っているだけあって、何が届くのか楽しみな優待ですね。
「今回は何が届くんやろ?」
という、福袋的なワクワク感もあります(^。^)
なお、継続保有1年以上とは、所定の基準日に同一株主番号で5回以上連続して株主名簿に記載されていることが条件です。
配当は?
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、現在無配です。
2026年2月期も年間配当は0円。
2027年2月期についても、会社予想は0円となっています。
そのため、一般的な「高配当株」というタイプではありません。
むしろ、
「配当を出すより、M&Aや事業成長に資金を使って会社を大きくしていくタイプ」
と考えたほうが分かりやすいでしょう。
配当重視の投資家にとっては気になるところですが、今後のM&Aによって業績をどこまで伸ばせるかが重要なポイントになりそうです。
※2026年9月25日時点
株価:約614円
配当金:0円
配当利回り:0%
予想PER:約10.5倍
PBR:約1.2倍
業績はちょっと苦戦中
2026年2月期の業績を見ると、少し気になる数字になっています。
売上高は574.8億円で、前期比1.1%減。
そして営業利益は15.7億円で、なんと前期比62.3%減。
経常利益も16.9億円と、前期比60.2%減となりました…
主な要因の一つがホタテ関連事業です。
ヨシムラ・フードHDは2023年にマルキチ、ワイエスフーズなどをグループに加え、水産事業を大きくしています。
しかし2026年2月期は、漁獲量の減少や仕入価格上昇、棚卸資産の評価見直しなどが利益を圧迫。
さらに前期にあった一時的な利益の反動もあり、ホタテ関連事業が大幅減益となりました。
一方で、ホタテ以外の国内事業は堅調に推移しており、ここは今後のポイントです。
「ホタテが絶好調なら全部OK!」
という単純な会社ではないところが、逆に面白いところですね。
2027年2月期は回復できる?
2027年2月期の会社予想は、
売上高:575億円
営業利益:20億円
経常利益:17億円
純利益:14億円
となっています。
売上高はほぼ横ばいですが、営業利益は前期比27.5%増を予想しています。
ところが、第1四半期は売上高139.8億円、営業利益3.5億円。
前年同期比では売上高4.3%減、営業利益50.0%減となっており、スタートはまだ厳しめです。
ただし、会社は通期予想を据え置いています。
ここから下期にかけて業績をどこまで回復させられるのか。
2027年2月期は、ヨシムラ・フードHDにとって「回復できるかどうか」を確認する重要な1年になりそうです。
評価ポイントや懸念点は?
良いところ
① 食品中小企業をM&Aでグループ化する独特のビジネスモデル
② シウマイ・冷凍食品・酒・海産物など事業が幅広い
③ グループの販路やノウハウを活用して買収企業を支援できる
④ M&Aによる売上規模拡大を継続している
⑤ 300株以上から自社グループ製品の株主優待がある
気になるところ
① 2026年2月期は営業利益62.3%減の大幅減益
② ホタテなど水産物の漁獲量や仕入価格の影響を受ける
③ 原材料費・エネルギー価格・物流費の上昇リスク
④ M&Aによるのれんや借入金など財務負担に注意が必要
⑤ 現在は無配で配当収入は期待できない
まとめ
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、全国各地の食品会社をM&Aでグループに加え、それぞれの強みを活かしながら成長させていく、かなりユニークな会社です。
シウマイ、冷凍食品、乾麺、酒、だし、栗、海産物など、グループの商品はとにかく多彩。「一体何屋さんなんや?」と思ってしまいますが、実は食品会社を支えるプラットフォーム企業というのが面白いところ。
2026年2月期はホタテ関連事業の不振や原料価格上昇などから大幅減益となり、2027年2月期第1四半期も減益スタートとなっています。
一方で、会社は通期営業利益20億円を予想しており、M&Aも継続。2026年には、はこだてわいんや倖生工業をグループに加えるなど、新たな展開も進んでいます。
現在は無配なので配当目的には向きませんが、優待を楽しみながら「M&Aでどこまで会社を大きくできるのか」を見守る成長株としては面白い存在。
食品会社を集めて、気づけば巨大な食品グループに……なんて展開になれば、なかなか夢がありますね(^○^)


コメント